2024年7月30日、TBSテレビの「マツコの知らない世界」で「DTM(デスクトップミュージック)の世界」が取り上げられました。
ボカロPでもある原口沙輔さんが出演しています。
それに際して、番組のこちらの告知投稿が話題です。
次回は…
— マツコの知らない世界 次回7/30(火)よる8時55分〜🎧DTM・ドローン撮影の世界🪂 (@tbsmatsukosekai) July 26, 2024
🎧「DTM(デスクトップミュージック)の世界」💻
みなさんDTMのおすすめ曲はありますか?🫧
曲のここがいい!アーティストのここが好き!
そんな熱い思いをぜひ引用リポストで教えてください💖
私はあまり詳しくないので
みなさんが教えてくれた曲を聴いてみようと思います💫 pic.twitter.com/IIeN64K2IR
添付されている画像がAI画像でおかしなことになってる(鍵盤の黒鍵の位置とかスピーカーが右に2台あるとか)もザワザワされていますが「みなさんDTMのおすすめ曲はありますか?」という問い掛けに違和感を抱く人が多いようです。
「DTMのおすすめ曲」っておかしいよねっていう説明記事です。
DTMとは
DTMとはDesk Top Musicの略です。
パソコンを使った音楽制作のことです。一応スマホも含みますかね。
パソコンを使うことで、パソコンから楽器の音を出したり、楽器や歌を録音したり、ミキシングしたりができます。
一番イメージしやすいのはボカロ曲でしょうか。ボカロの声はパソコンを使って入れます。
ではボカロじゃない曲はDTMじゃないかというとそんなことはありません。
例えば電子音の曲でなくバンドの曲はDTMの曲でしょうか。
以下のような曲には、ドラム、ギター、ベース、人間のボーカルが出てきます。
パソコンは登場していないので「DTMの曲じゃない」と言えるでしょうか。
このような曲でも、録音やミキシングはパソコンで行われるのが普通です。
なので前前前世もDTMの曲だと言えます。
パソコンが一般に普及した90年代後半以降に作られた音楽で、パソコンが関わっていない音楽はほとんどないのではないでしょうか。
オリコンのランキングなりビルボードのランキングなりを見ると、YOASOBI、Official髭男dism、King & Prince、乃木坂46などのアーティストが並んでいますが、十中八九どれも「DTMの曲」です。
逆にDTMじゃない曲とは
じゃあ逆にDTMじゃない曲って何があるんでしょうね。
まずパソコンが登場する以前の曲はDTMじゃない曲だと言えるはずです。
民族音楽的なやつとか、オーケストラとか…。
そこまで昔じゃないところだと、MTR(マルチトラックレコーダー)というのがありますね。
楽器の音をテープなどに録音して重ねることで音楽を作ります。
現代でDTMじゃない曲というところだと、ライブはDTMではないですね。
大抵のライブでは既にCDや配信でリリースされている曲が演奏されると思うので曲自体が「DTMじゃない」かは微妙ですが、ライブハウスでしか歌わないシンガーソングライターの曲とか、それを動画に撮ってYouTubeに上げられてるのとかは「DTMじゃない曲」になりそうです。
DTMのおすすめ曲っておかしいね
多分「DTMの曲」として想定していたのは「メジャーじゃなくてあまり知られてない曲」「無名の個人が1人で作ってる曲」「スタジオとかでなく自宅で作ってる曲」とかじゃないかと思います。
DTMというのはジャンルの名前ではなく制作方法のことです。
「K-POPのおすすめ曲」「ボカロのおすすめ曲」「メタルのおすすめ曲」というのとは違います。
EDMもバンドも演歌も全部DTMたりえます。
「中華のおすすめ料理教えて」と言われれば「チャーハン」とか答えられますけど、「キッチンで作ったおすすめ料理教えて」と言われても何と答えたら良いのか困ってしまいます。
洗面所で料理作る物好きももしかしたらいるのかも知れませんし大昔は屋外で作ってたでしょうが、大抵の料理はキッチンで作られてると思います。
「DTMのおすすめ曲はありますか?」ってすごい。「文書制作アプリで作ったおすすめの小説はありますか?」みたいな日本語だぞ https://t.co/rQmSP0Xc4Y
— ほだか (@ismhdk) July 26, 2024
DTMのオススメ曲、範囲がデカすぎておもろいな
— redりる (@riruta_11) July 27, 2024
「DTMのオススメ曲」って「デジタル作画のオススメ漫画」ぐらいの感覚なんですけど違うのかな…
— ぞ@M3秋い-27b (@zo_dududu) July 27, 2024
とはいえ自分が知ってるジャンルがテレビで取り上げられると興味湧きますね。
放送本編は2024年8月6日までTVerで無料で見れます。約1時間の放送の内、前半28分がDTMの世界でした。本編ではそんなに明らかに違和感のあることは言っていなかったと思います。
強いて言えば「DTMの音楽ソフト 約100万種類の音を演奏可能」は一番気になりました。
本来必要な詳しいお話しや細かい部分の説明が、必ずしも全て放送されるわけではないのでね
— 原口沙輔 (@sasuke_maschine) July 30, 2024
お詳しい方はこれで察してくださいませ
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