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ボカロのクイズ大会「ボカクイ2」に参加しました!内容レポや初心者向けアドバイスなど

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ボカロに関する問題がたくさん出るクイズ大会があったので参加してきました!

クイズ大会自体にも初めての参加だったので、事前にどんな対策をしたかや当日の様子などを紹介します。

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井上春

春です。
ボカロ曲を投稿したのでボカロPを名乗ることができます。

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開催概要

ボカクイ2

開催日:2024年11月4日(月・祝)

時間:開場10時00分 / 集合10時50分 / 終了20時00分

会場:川越西文化会館(メルト)

参加費:学生:1000円、社会人:1500円

「ボカクイ2」という名前からも分かる通り、第1回が以前開催されていました。

前回は2020年2月の開催だったため、約5年ぶりの開催となりました。

今回は約120人の参加者がいる結構大きな大会でした。

事前にやった対策

ボカクイのことを知ったのは開催2週間前だったのと、そこまで力を入れて挑んだわけではなかったのですが、エントリーした時と前日、あとは当日の朝に計7時間ぐらいですが以下の対策をしました。

問題集を買った

主催のきぐなさんのBoothで問題集が販売されていたので、問題の傾向を知る意味で問題集を買いました。
「千本桜が投稿されたのは何月何日でしょう?」が出るのか「千本桜を投稿したボカロPは誰でしょう?」が出るのかでは対策が全然違いますしね。

ダウンロード版ですぐに入手できる以下の2つを選びました。

同じ問題がそのまま出題されることはないと思ったので1周ざっと見ただけですが、単純に読み物として面白かったです。
どちらかを買うなら、前者の方が250円で300問ぐらい収録されていてコスパ的にお得です。後者は問題集と言うよりもクイズ大会の記録が主旨です。

後から知ったのですが、他にもボカロクイズ界隈の人によって問題集が販売や無料配布されているようでした。

クイズについて調べた

私はクイズ系YouTuberのQuizKnockの動画を見てるぐらいで、クイズの経験がありませんでした。

ボカロについて調べるよりもクイズについて調べた方が伸び代が大きいだろうと思い、早押しクイズのテクニックを調べたりしました。

上記記事はQuizKnockの動画で聞いたことがあった用語が解説されていて分かりやすかったです。

また押しポイントについて論文形式で書いてある資料も見つけたので読んでみました。

「戦略として 1.リスクを取って早めに押す or 2.余裕を持って遅めに押す があるが、ゲームが終盤に近付くほど早めに押す戦略が有効」という内容が書いてあります。

大会内容を整理した

事前に企画書が公開されていて、各ステージの出題形式や何位になると次に進めて…などが書かれていたのですが、段階も多く自分がどれの対策をしていけば良いのか分かりませんでした。
クイズ大会慣れしていればスッと理解できるのかも知れませんが…。

企画書の一部

大会の内容ぐらいは把握しておこうと思いフローチャート形式で流れを整理しました。

最初にペーパークイズがあるのですが、下位5%にならなければ早押しに参加できそう(これは結局全員早押しに参加できる運用がされていました)なことや、Extra Roundの後半は5休のペナルティが重いので誤答したらまずそうなことが分かりました。

ボカロ知識の復習をした

出題範囲が膨大なので全部は無理ですが、いくつか山を張って調べたりしました。

前回大会が2020年とのことで、その後初回が開催されたボカコレに関する内容は出るんじゃないかと思い、各回の出来事と上位曲の内容はおさらいしました。
結局あんまりボカコレっぽい出題はありませんでしたが…。

対策にあたっては、寄稿もさせていただいたボカコレ合同誌のVOCACOLLE PLAYBACKコーナーが大変参考になりました(宣伝)

あとは最近活躍している人のことはおさらいしておこうと思い、初音ミクWikiや大百科などの記事を読みました。
原口沙輔さん、マサラダさん、マキシウキョウさんなど。

重部デドンの名前覚えたりしました。重じゃなくて重テトじゃなくてデドンです。

当日の様子

会場は埼玉県川越市の川越西文化会館(メルト)というところです。最寄り駅から10分ぐらい歩きます。

会場、メルトって名前で選んだんだと思います。

受付で名前を伝え、参加費を払います。

受付ではペーパークイズの回答用紙の他、自分の名前が大きく書かれた紙をもらえます。

早押しの席にはクリアファイルが貼り付けられていて、出場の際はその中に紙を入れます。
これって他のクイズ大会でもやってることなんですかね?賢い仕組み~ってなりました。

ペーパークイズ

まずは予選的な感じでペーパークイズが行われます。
15分で50問の文章題を解き、その後10問のビジュアルクイズと10問のリスニングクイズが行われます。
回答はすべて記述式です。

文章題は全問答えるには平均18秒で解く必要がありますね。考えても分からなそうな問題も多かったので結構飛ばしましたが…。

内容は難しかったです。さっぱり分からないものは別に良いんですが、「あれだよね!」というのが分かってる上で名前が出てこないのが結構あって悔しかったです。

例えばnikiさんが#コンパスに提供した曲を問う問題が出て、カタカナタイトルなのも分かったしメロディも浮かんでるのに…と思いながら泣く泣く「ジッタドール」と書いたりしました。

あとVOCALOIDの発音記号を問う問題があり、ボカロPとしては取っておきたかったです…。
[n M][j M][4′ i]で何と読むかという問題です。正解は発音記号を参照してください。


ペーパークイズが終わるとスタッフの方の採点タイム兼昼休憩です。

ペーパークイズの順位によって早押しの組分けや、与えられるアドバンテージが決まります。

私は82位でした。
正式な得点はどこかで見れたのかも知れない(上位の人は点数も発表があった)ですが私は確認できておらず、自己採点としては21点ぐらいでした。

ちなみに1位の方は70点満点中59点でした。

早押しクイズ

午後はペーパークイズの成績に応じて早押しクイズに参加します。
私はBコースの3組目で、運良く1○のアドバンテージをもらった上での参戦でした。

…が1問も押せず!

終盤は「せっかくだし誤答でも良いから1回ぐらい押しておこう」ぐらいの心持ちでいたんですが、押す機会がなかったです…。

敗退したので3rd Roundはホールで観戦しました。

敗者復活ボードクイズ

全員に敗者復活のチャンスがあるボードクイズでは、問題が読み上げられるので手元の用紙に回答を記入します。
不正がないように周りの人と確認しつつ自分で正誤判定する進行でした。

字が汚いのは制限時間がある中書き殴ったものということで見逃してください…。

ボーダーが20問中12点だったので全然届きそうもないですが、例えば1問目は同じピノキオピーさんの「ありふれたせかいせいふく」が正解だったり、4問目は「プロトディスコ」が正解だったり…。
ペーパークイズと同じく「あのへんなのは分かってるんですよぉ」がありました。

観戦

あとはセミファイナル、ファイナルなどですごい人が早押ししてるのを観戦します。

感想

全体の感想としては、楽しかったです!

QuizKnockが時々、生放送でクイズ大会をしていることがあるのですが、それはあんまり興味なくて見てなかったんですよね。クイズを絡めた企画が面白いのであって、クイズで問われる知識自体は知らないしみたいな。

その点、ボカロのクイズということで知ってる内容や、知らなくても興味のある内容が出てくるので観戦してるだけでも楽しかったです。

苦手ジャンルが浮き彫りになった

一口にボカロと言っても範囲は広いですよね。
私の場合は以下の範囲はあまり知らないことを自覚していたのですが、特に対策はしていなかったです。

  • ゲーム関連(プロセカ、Project DIVAなど)
  • 2007年~2010年ぐらいのボカロ黎明期の曲や出来事

特にプロセカ関連の出題は結構あり、2024年現在のボカロを語る上では外せないですね。
プロセカの登場人物を問われてるっぽいペーパークイズは「初音ミク」って答えてました。

クイズ対策という意味では苦手ジャンルをカバーしておいた方が良かったです。

初心者に優しいクイズ大会だった

未知のマナーとかあったら怖いなと思っていましたが、困ることは何もありませんでした。

公式サイトの概要ページで色々解説されていて、それを読んでおけばクイズ大会のことが一通り分かるようになっていました。

また問題文も親切で、回答する上での注意点があれば各問の冒頭で宣言されていました。
「この問題はすべてお答えください」
「この問題は意味が合っていれば正解です」
「この問題文の〇〇には答えが入ります」
など。

一般のクイズ大会にはない(もしかしてある?)やり方で、初心者が答えやすいようにしているのかなぁと思いました。

ボタン押すの難しい

間違っても良いから早押しでボタン押したかったですね…。

問題が読まれてる途中で「あのへんのことを言ってるな」というのは分かっても、具体的に何を答えたら良い問題なのか判断ができずボタンを押すに至らなかったです。

他の人が押したところで「答えるとしたらこれかなぁ」と思ったのが正解だったことは多々あるのですが、それじゃダメですよね…。

適切なところでボタンを押す力は、早押しクイズへの参加経験を積むと鍛えられる/積まないと鍛えられないなと思いました。

ボタンチェックは意味ある

各組の早押しの前に、ボタンチェックがあります。
端の人から順番にボタンを押して、正常に動作することを確認します。

これってクイズにおける儀式みたいなもので、実際に問題が起こることはほとんどないんだろうなぐらいに思っていたのですが、そんなことなかったです。

今回の大会を通して2回、ボタンチェックでボタンが正常に動作しない状況を見ました。
ちゃんと意味があるんですね。

クイズ大会の独自文化

上記のQuizKnockの動画にも写っていますが、ボタンチェックが完了した後に会場の全員が拍手するんですよね。
あれなんの拍手なんでしょうね。ボタンがちゃんと動作して良かったねということでしょうか。

あと司会の人が次の問題にいくときに毎回「Next」って言ってました。
なんで急に英語なんでしょうね。

司会と言えば、QuizKnockの動画では司会の人がそのまま問読みをしていたのでそういうものだと思っていたのですが、問読みと正誤判定は別の人がやるんですね。

ルール説明などは司会の人が担当して、問読みの人が「問題」と言って読み上げと正誤判定、その後司会の人が「Next」と言って問読みの人が次の問題を…という流れでした。

読ませ押しは有効

事前の予習で「読ませ押し」というテクニックがあることは知っていました。
ボタンを押した後はすぐに問い読みをやめることができず少し先まで読み上げられるので、それを見越して早めにボタンを押すことです。

別室の問読みではそこまで目立たなかったと思うのですが、ホールの問読みではボタンが押された後、単語の区切りぐらいまでは結構先まで読み上げられていることがあったように思います(もしかしたら初心者向けに長めに読む配慮かも)。

早押し上級者がプラスアルファで意識するテクニックかなと思っていましたが、問読みの人の癖によっては初心者でも活用できるものなのだと思いました。

良い雰囲気だった

今回の参加者は「みんなで早押しクイズ」通称「みんはや」という早押しクイズアプリのプレイヤーが多かったようです。
みんはやプレイヤーの中でもボカロジャンルのクイズ界隈を「ボみ」(ボカロみんはや民)と言うそうで、お互い見知った間柄な様子が多々ありました。

知ってる人が壇上にいたら仲が良い人を応援する感じになるのかなと思いましたが、全体的に「誰が勝ってもすごいよね」みたいな雰囲気で、バチバチしてなかったです。

ボカクイは今回が最後

きぐなさんが主催する「ボカクイ」というクイズ大会は今回が最後で、次回は開催されないそうです。

ボカロを題材としたクイズ大会という意味では他の人が他の企画を立てる可能性もあるので、そのような企画があったらまた参加したいです!

また当日の問題などが掲載された記録集が販売されてるので、参加できなかった方も購入してみてはいかがでしょうか。

運営陣の皆さんありがとうございました!

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