皆さんは「エモい」という言葉をどういう意味で使いますか?
例えばこんな写真は「エモ~い!」って感じでしょうか。
ボカロ曲で言えば、例えば「アスノヨゾラ哨戒班」なんかは「エモい」…?
そういう「ヤバい」ぐらいの意味で使われる「エモい」でなく、原義に近い意味で「エモい」ボカロ曲をご紹介します!
「エモい」とは
「この曲エモい!」みたいに使われる時、この「エモい」は以下のような意味合いで使われているのではないでしょうか。
- 懐かしい
- 寂しい
- 切ない
- 何か良い
- ヤバい
実はこれらは新語的な使われ方です。
元の意味での「エモい」、特に音楽ジャンルとしての「エモ」には別の意味があります。
音楽ジャンル「エモ」
音楽ジャンルとしての「エモ」は「何か懐かしい感じする~」「昔を思い出して郷愁的な気持ちになる~」というものではありません。
Wikipediaの記述をいくつか引用します。
エモ(英: Emo[ˈiːmoʊ])は、ロックの形態の一種である。精神的・音楽的にハードコア・パンクにルーツを持つことから、エモーショナル・ハードコアと呼ばれることもある。
エモ – Wikipediaより
エモーショナル・ハードコアは、メロディアスな音楽に感情的な歌詞をのせたロックミュージックで、ここから派生して激情的・感動的な音楽を「エモい」と表現している。
エモい – Wikipediaより
本ジャンルやそれに近しい音楽性を形容する際に用いられた「エモい」という俗語が、そこから転じて感傷的、情緒的、得も言われぬ感情を表す形容詞として若者言葉として定着した。
エモ – Wikipediaより
元は音楽ジャンルであった「エモ」「エモーショナル・ハードコア」から派生して、現在広く使われるような「感傷的」のような意味でも使われるようになったんですね。
この新しい意味での使用が広がったのは大体2017年頃からのようです。
「ハードコア」という言葉からも分かるように、「夕日が綺麗だ~小さい頃を思い出す~」みたいな感じでなく「ウ゛ォイ!!」みたいな、激しめの音楽です。
そんな「エモい」曲の中からオススメの5曲をご紹介します。
ゆよゆっぺ「Reon」
「エモ」と言えばゆよゆっぺさんですね!
「Hope」「Leia」なんかと迷いましたが、ある程度再生数が伸びてる中で一番ハードなのはこのReonかな、と。
niki「リミッター」
隠れエモなnikiさんです。
「WAVE」「ELECT」とかのデジロックっぽい曲が有名ではありますが、リミッターはややゆっくり目のテンポで聴かせてくる感じが「エモ」ですね。
parka_parka「般若心経エモ」
色々なジャンルの音楽を聴き比べられる「般若心経」シリーズにも「エモ」がありました。
般若心経は様々なジャンルでカバーされ、200曲以上の動画があるのでありがたいですね。
周平×やいり「二息歩行」
ここからはオリジナル曲でなくアレンジカバーです。
原曲はDECO*27さんのものですが、こちらはやいりさんがアレンジした二息歩行です。
「スクリーモ」というのは「エモ」の中のさらに細かいジャンルの1つです。
叫び(スクリーム)のあるエモがスクリーモになります。
ラスサビ前の茶番劇がなんで入れられてるのか分からなく良いですね。
「見せかけて」の意味も分かりません。
やいりさんのオリジナル曲も「エモい」ものが多いです。
neko「サイバーサンダーサイダー」
引き続きアレンジカバーです。
原曲はEZFGさん、アレンジはnekoさんです。
nekoさんは英語カバーやアレンジカバーを数々投稿されていますが、サイバーサンダーサイダーはその中でも激しい方なんじゃないかと思います。
まとめ
有名どころだとbuzzGさんや164さんの一部の曲も「エモ」に当てはまりますね。
紹介しようかとも思ったのですが、有名曲のエモアレンジの方が分かりやすいかなと思いそちらを優先することにしました。
コメント