周波数ってありますよね。
波が1秒間に何回振動するかを表すアレです。
交流電流だったら50Hzだったり60hzだったり、ラジオなんかの電波だったり……。
音関連だと音の高さを周波数で表したりもします。
それが曲名になっているボカロ曲をまとめました!
fuyume「19Hz」
低い方の周波数から行きましょう。
まずはfuyumeさんの「19Hz」です。
投稿者:fuyume
投稿日:2021年8月10日
fuyumeさんはこの曲が初投稿だそうです。
ちなみに19Hzの高さの音はこんな音です。
聞こえますか?ここまで低音だと聞こえないかも知れないですね。
聞こえるかどうか以前に、再生機器が対応していないかも知れないです。
人間の可聴域が大体20Hz~20kHzと言われてるので、普通の人にはギリギリ聞こえないぐらいの低音です。
……というのを踏まえた曲になってますというのを、fuyumeさんも歌詞とインストと一緒に配布されているおまけで書いていました。
タイトルにもなっている19Hzという周波数は聞こえる人がいない訳では無いけれど、殆どの人は聞き取る事すらできない。その性質はまるで人間の様だと思ったんです。自分が作りたい物や伝えたい事って大方の他者には理解して貰えない。だけど俺はそんなん知らないので好き勝手やらせてもらうねって言う決意と言うか、虚勢みたいな物がこの曲です。
19Hzより
emon「20HZ-ニジュッヘルツ-」
投稿者:emon
投稿日:2019年2月2日
emonさんの「20HZ-ニジュッヘルツ-」です。
今回紹介する5曲の中では一番再生数が多いので知ってる方もいるかも知れません。
そして20Hzの高さの音が…
1Hzしか変わらないので19Hzと大して変わりませんね。
数字上は一応人間がギリギリ聞き取れる高さではあるはずです。
かび「52Hz」
投稿者:かび
投稿日:2018年5月13日
「52Hz」というと、「52ヘルツの鯨」というクジラがいるそうです。
動画のイラストにクジラが描かれてることから、このクジラがモチーフになっていると思って間違いないでしょう。
52ヘルツの鯨は、その名の通り52Hzの周波数で鳴くクジラです。
通常のクジラは、10~39Hz程度の周波数でコミュニケーションを取ります。
ところが52ヘルツの鯨には他の鯨とコミュニケーションを取っている様子が見られません。
このことから52ヘルツの鯨は「世界でもっとも孤独な鯨」とも呼ばれています。
そんな52Hzの音声はこんな感じです。
やっと聞こえる高さになってきましたね。
夜なべ「440Hz」
投稿者:夜なべ
投稿日:2010年1月12日
今回紹介する中で最古の周波数曲です。
440Hzはいわゆる「ラ」の音です。
吹奏楽をやってた方なんかは馴染みがあるかも知れませんが、音の高さを合わせる時に440Hzの音を基準として合わせることが多いです(442Hzとかの時もあるっぽい)。
オーケストラのピッチ合わせとか、ピアノの調律とか。
そんな440Hzの音はこちら。
だし巻きたまご(おだしP)「Hz(ヘルツ)」
投稿者:だし巻きたまご(おだしP)
投稿日:2013年12月8日
何Hzとかじゃなく、シンプルに「Hz」です。
唯一ラジオ的な意味でHzという言葉を使っている曲です。
まとめ
孤独感みたいなのを歌った曲が多かったですね。
19Hzと20Hzは人間がギリ聞き取れない音、52Hzは世界で最も孤独なクジラ…。
この記事どういう人に需要があるのでしょうね。
「お、丁度周波数がタイトルになってるボカロ曲知りたかったんだ!」って方がいたらなぜ知りたかったのかコメントを残していってもらえると嬉しいです。
元は、19Hzがランキングに上がってるのを見て「同じタイトルの曲emonさんが投稿してなかったっけ」と思ったら1Hz違いで、じゃあもう1曲ぐらい似た系統の曲があったら記事にまとめようと探したのがきっかけでした。
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