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ドラマ「初情事まであと1時間」第5話「決戦の金曜日」の感想

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ドラマ「初情事まであと1時間」の第5話「決戦の金曜日」の感想です!

原作第1巻CASE 7「ミオリ先輩とケイタローの場合」を元にした脚本です。

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井上春

春です。
ボカロ曲を投稿したのでボカロPを名乗ることができます。

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作品情報

決戦の金曜日

あらすじ

残業の金曜日、映像制作会社で働く美織(岡本玲)は、いつも残業に付き合わせている後輩の啓太郎(ラランドニシダ)をオフィス呼び出す。上司との不倫関係に満たされない思いを抱える美織は、不倫相手の愚痴を啓太郎に聞かせる。美織の残業に付き合う度、コンビニでシール付きチョコ“ラビチョ”と使わないコンドームを買っていた啓太郎。バックアップが終わるまでの1時間、ラビチョをつまみながら会話をする二人。22時の消灯時間も近づいた頃、二人は見つめ合い―。

ドラマ公式サイトより

スタッフ

出演:岡本玲、ニシダ(ラランド)
監督・脚本:谷口恒平

感想

第4話に引き続き谷口恒平監督です。

今回のは良かった!
第4話では解釈違いだ何だかんだと書きましたが、第5話は完成度高かったです。

同意~!

原作元にしてるの気付いてなかった

放送前に、公式サイトに掲載されているあらすじを元に原作のどの話を元にした脚本なのか、あるいはドラマオリジナル脚本なのかを書いていました。

当初、第5話は「ドラマオリジナル脚本」と書いてしまっていました。

それが第4話の放送後、原作者のノッツさんによってこんなツイートがされました。

「原作を下敷きに!?」と思って改めて調べたら、第1巻CASE 7「ミオリ先輩とケイタローの場合」が元になっていることに気が付きました。

元ネタ一覧記事を書いた時、登場人物名とシチュエーションをキーに探していました。

原作は全て「誰々と誰々の場合」というタイトルになっているので、ドラマのあらすじを見て登場人物の名前が原作の目次に登場するかを見比べます。

まずこの部分で「美織」「啓太郎」と漢字になっていたので見落としていました。

次にシチュエーションが見覚えあるかを調べます。
「残業の金曜日」「映像制作会社」「不倫相手の愚痴」いずれも見覚えがなかったので「これはドラマオリジナルだな!」と判断していました。

名前で気付かなくても「ラビチョ」で気が付くべきでしたね…。

原作からの変更点

原作を元にした脚本なので一応書いておきます。

先輩後輩という2人の関係性は同じです。

原作では大学のゼミの先輩後輩でした。
ドラマでは映像制作会社の先輩後輩になっています。

また、不倫というのもドラマで加えられた設定です。
原作では普通に恋人です。先輩の恋愛相談のために、先輩の自宅に呼び出されています。

ラビチョの役割

後輩が先輩に会いに行く度にラビチョを持っていくのも、金のウサギが出たら当たりなのも、普通のシール30枚集めても当たりなのも、今日がその30枚目なのも原作とドラマで同じです。

ただ30枚については原作では「こっそり集めていた」ものがパソコンに貼られていました。
パソコンにシール貼る人よくいますし、分かりやすくて良いですね。

ラビチョは2人の関係を説明する比喩としても使われていますが、原作とドラマではやや扱いが異なります。

原作では先輩が恋人と付き合い続けてる理由は「せっかく当たったから」です。
先輩は急に他学部のイケメンの彼氏ができました。それ以来後輩に恋愛相談をしつつイケメン彼氏との付き合いを続けています。

ミオリ「降って湧いた出会いだったけど、もらえるもんならもらっとくかってな」
ミオリ「そんな珍しいのが当たったらせっかくだし景品もらっとくだろ」
と、せっかくイケメン彼氏という金のうさぎシールが当たったのだからといって別れていません。

ドラマでは「数打ったら当たる…?」という感じになっています。

美織「やっぱ数打たなきゃダメだよね」「男と一緒だね」
啓太郎「数売ってもハズレはハズレですよ。俺なんて…」

という風に2人の関係と、なかなか当たらない金のシールが重ねられています。


基本設定が変わってるので、変更点を挙げたら挙げきれないくらいありますが、話の本筋みたいなものはあまり変わりません。

ドラマで加えられた設定

ドラマで加えられた設定をいくつか挙げると…

  • 映像制作会社の社員
  • 残業対策で22時に消灯される
  • ゲーム実況YouTuber
  • コンビニでコンドーム買ってる
  • 高校の時先輩と付き合ってて体育倉庫で…

これら全てが意味を持ってるのがとても良いです。

1時間が意味を持ってる

このシリーズにおいて、「1時間後に行為に至る」ことに必然性はありません。
「行為に至る」というのが先にあって、その後から逆算して「ここがその時点から1時間前です」というところから映しています。

100日後に死ぬワニのように、100日後に死ぬことにも1時間後に行為に至ることにも特に理由はありません。

その意味付けがされているのが良かったです。
この感じ伝わりますか…?

第5話において、1時間後というのは

  • データの転送が終わる時刻
  • 会社が消灯される時刻

です。

だからこの時間に行為に至るのです。

データの転送に1時間要するためには大きめのデータを扱う必要があり、容量の大きなデータである映像を扱ってて不自然でないのは映像制作会社の社員という設定です。
自分たちの意思でなく消灯されるために残業対策という設定も必要です。

ゲーム実況

ゲーム自体に大した意味はありません。

「好きなことして生きていく」からの「好きなことだけじゃ食っていけない」からの「好きなふりして生きていく」からの「好きかどうかとか忘れちゃった」です。
ここの繋げ方は見事でした。

また、このゲーム実況YouTuberはラビチョの説明役としても機能しています。
金のうさぎシールが出にくいことを強調するのに、「出るまで開封してみた」動画がよく効いてましたね。

コンビニでコンドーム買ってる

原作ではミオリはケイタロウの好意に最初から気が付いている感じがあります。
ドラマでは美織に啓太郎の好意を気付かせるためにコンドームのレシートが機能しています。

不倫相手と電話中、飲み物がなくなった美織は新しい飲み物を取り出すためにコンビニのビニール袋を漁ります。
その時取り出したペットボトルにレシートが貼り付いていました。
レシートから啓太郎がコンドームを買っていることに気が付き、不倫相手とは別れることを決め、ラストに向かいます。

気持ちの良い伏線回収!!

啓太郎の心情を表す小道具としても分かりやすくて良いですね。
使う機会があることを期待して持っていたものの、美織に不倫相手からの電話が掛かってきたことで諦め、箱をグシャッと潰す感じ!

美織がレシートに気が付くカットと箱を潰すカットが並べられてる演出も良いですね!

体育倉庫で…

「何か色っぽい話してよ」ということで美織が「高校の時に先輩と付き合ってて、でなんかドキドキしたいねってことになって、体育倉庫でさ、跳び箱が…」と話します。

この話はラストシーンと重なります。

「でなんかドキドキしたいねってことになって、職場で…」ってわけですね。

行為の様子は描かないというコンセプトの中で、先を暗示するような伏線が予め張られていたことに気付ける演出で良かったです。


こんな風に、追加された設定がラストまで有効に機能していて良かったです。

唯一エロ本を学校に置いといた話はストーリーとの繋がりがいまいち分かりませんでした!

ラランドニシダの演技

啓太郎役はお笑いコンビ「ラランド」のニシダさんが演じました。

ラランドさんはYouTubeをやっているようだったので、ドラマの放送までに予習のつもりで何本か動画を見ていました。

美織と啓太郎の関係性が、ラランドのサーヤさんとニシダさんの関係性に近いように思え、自然体で演じていてハマり役だったと思います。

ドラマと近いシチュエーション設定と思われるコント↓

「泊まってく?ベランダ空いてるから」「寝袋借りれば」のくだりの元ネタはこの動画なのかも?↓

ニシダさんのnoteで裏話が見れます。

PV風シュールだった

オープニング曲でもある「夜のピエロ」がラジオから流れ始める自然な導入で始まるPV風パート、シュールで笑いました。

動作を受けて反応する部分の編集

第4話の感想で

編集の間だと2分の辺りのテレビの音量下げられた後の姉の「あ!」とか。

ドラマ「初情事まであと1時間」第4話「姉と妹」の感想より

という風に書いていたのですが、カット割りを挟んで相手の動作を受けて反応する部分の編集は引き続き引っ掛かりました。

例えば10:51辺り、「10時になったら真っ暗になるね」を受けて啓太郎の「ああ~」とか、
11:47辺り、ラビチョの金のうさぎを指し示す美織に気付いた後の啓太郎の「ああ~」とか、
16:03辺り「時間あげたんだからさなんか(色っぽい話)ないの?」を受けての「ああ~」とか。
(全部「ああ~」の部分になってしまった…)

言葉を受けてパッとすぐ反応するのが自然な部分のように思いますが、間が空きすぎているように思います。
カットが切り替わるのを待ってからセリフが始まる感じ?不自然に感じてしまいました。

まとめ

伏線が見事に回収される話は大好物です。
「あと1時間」からラストまでの流れの鮮やかさは今までの話の中でダントツだったと思います。

第2話も完成度高かったですが、それとは別のベクトルで完成度高かったです。


第4話の感想↓

第6話の感想↓

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