ボカロ曲を投稿している投稿者の方々は、もちろん全ての曲を「良い曲できたな…」と思って投稿しているんじゃないかとは思います。
ただ「良い曲」というだけじゃなく「これは伸びるだろう!」って要因がある時もあると思います。
そんな「これは伸びるだろう!」と思って投稿していそうだけど実際にはそんなに伸びていないっぽい曲を3つご紹介します。
なんでそんな悪趣味なことするかって……
同じ括り方ができる曲が3つ集まったら〇選として紹介して良いかなと思ってるので…。
あと好意的な見方をするなら、伸びてない曲を紹介することで再生数に貢献できたらとか…。
柊キライ「スティール」
柊キライさん作曲の「スティール」です。
【公開日】
2021/06/22
【伸びるだろうと思ってそうな点】
KADOKAWAという大企業と、今を輝くボカロP柊キライさんのコラボである点
【再生数(2022/01/21時点)】
YouTube:約10,000再生
ニコニコ:約3,800再生
KADOKAWA DREAMSさんという、KADOKAWAのダンスチームのために書き下ろされた曲です。
KADOKAWA DREAMS自体はそんなに知られていない感じがしますが、KADOKAWAは誰もが知ってる大企業ですし、もう少し伸びることを期待されていたのではないかと思います。
本人アカウントからの投稿じゃないのが敗因?
柊キライさんのチャンネルの動画を見ると再生数はこんな感じです。スティールが投稿されたのはエウレカとギャラリアの間です。
2019年のオートファジーから始まり、100万再生を余裕で越える大ヒットを飛ばしてる中でスティールの1万再生は明らかに伸び悩んでいます。
YouTubeにしろニコニコにしろ、柊キライさんのアカウントでなくKADOKAWA DREAMSのアカウントから投稿されているので、柊キライファンが曲の存在に気が付いていないのが原因じゃないかと思います。
また、曲調についてもオートファジー、ボッカデラベリタなどの人気曲のようなダークな雰囲気ではありません。
どちらかといえば初期曲に近い雰囲気で、最近の曲のようなダークさを期待してきたリスナーにしても期待外れな状態になってしまったのかも知れません。
マイキP「バイメーバイメー」
マイキPさんの「バイメーバイメー」です。
この曲は他の曲と同じ桁数ぐらいは再生されてるので「伸びてない」かというと微妙なのですが、個人的には「おい!舐めプしてんじゃねえ!!」と思ったので…。
【公開日】
2021/10/15
【伸びるだろうと思ってそうな点】
自信曲であるらしい点、アーティストデビューを控えていた点
【再生数(2022/01/21時点)】
YouTube:約550,000再生
ニコニコ:約198,000再生
この曲は2021秋のボカコレ参加曲です。
舐めプしやがって…
ボカコレはランキングにより期間中に投稿された曲に順位が付けられます。
私は参加ボカロPが本気で上位を目指しているのを見たいなと思っています。
そういう意味で、バルーンさんがボカコレ参加してパメラで1位を取ってくれたのは嬉しかったです。
それをマイキPさんは「自分、本気出したら本当に上位取っちゃうんでw ちょっと手抜いておきますね」をやったと思っています。
いや別に本人がそういうことを言ったわけではないんですけど…。
ちなみに結果としては、TOP100ランキングで20位でした。
本気出したら上位取っちゃう?
マイキPさんはボカロ曲を投稿し始める前から音楽活動をしていました。
今はもう脱退してしまっていますが「ラトゥラトゥ」というユニットを組んでおり、いわゆる「プロ」です。
「アマチュアであるボカロP達のお祭りボカコレでプロの自分が上位取っちゃうのはな~」とか考えたんじゃないかと思っています。本人がそう言ったわけじゃなくて私が思ってるだけですけど。
またボカコレ後ではありますが11月頭に動画で、アーティストとして本格的に活動することを報告しています。
本格的にとは、今まではYouTuberとしてYouTuber的な動画を投稿していたけど、自分で曲を作って歌う活動をしていくぞということです。
ボカコレの頃にはこの話も決まっていたことでしょう。
それもあって「自分、本気出さないでおくんでw」と挑んでる気がしています。
アーティスト活動本格化の第一弾の曲としてバイメーバイメーを選んでおり、自信曲であったことが伺えます。
「プロの自分が自信曲でボカコレに参加したら…」って感じなんじゃないでしょうか。
舐めプだと思うポイント
舐めプしてんじゃねぇ!と思ったポイントは大きく次の2点です。
20時投稿
何時に投稿するのが良いかは色々な考え方があるとは思いますが、基本的に0時に投稿するのが有利だと思います。
ボカコレでは「投稿されてから○時間の再生数」とかではなく何時投稿でも決まった期間で集計されるので、単純に20時間分再生されるチャンスを逃していると思います。
ルーキーとして参加しない
ルーキーランキングにはボカロPデビューから2年以内の人が参加できます。
マイキPさんは2020年9月が初投稿なので、適切なタグさえ付ければルーキーランキングに参加できました。
もしかしてボカコレルーキーと
— マイキ🍅 (@maikidrum) October 11, 2021
ボカコレどっちもこれ出れるのでは!?
そのことを認識していたにも関わらずルーキーランキングには参加していません。
新曲バイメーバイメー
— マイキ🍅 (@maikidrum) October 15, 2021
現在ボカコレランキング2位です!!!
結局ルーキー枠では出ませんでした笑
皆様ありがとうございます🙇♂️ pic.twitter.com/7OwlhFj2ut
「ボカロPデビューからは1年だけど、音楽活動歴は2年以上あるしな」ということでしょうか。そんなこと言ったらルーキーランキング上位大体いなくなりますが。
TOP100ランキングでバイメーバイメーは「ラズバニー」と「ティアラ」の間の順位です。
その2曲はルーキーランキングにも参加していて、ラズバニーが10位です。
つまり動画に「ボカコレ2021秋ルーキー」タグさえ付けていればそれだけで11位だったはずです。
しかも上位の動画のほとんどは集計期間の0時に投稿されたものなので、20時間のセルフハンデを背負わなければトップ10を狙えたはずです。
ボカコレありがとうございました!!!
— マイキ🍅 (@maikidrum) October 17, 2021
正直本気の本気で最高傑作を作って挑んだのでトップ10入れなくてクソ悔しい
次はもっとヤバいの作って挑む!#ボカコレ2021秋
ねこまんま「でもでもだって」
最後に紹介するのはねこまんまさんの2曲目の投稿曲「でもでもだって」です。
【公開日】
2021/12/25
【伸びるだろうと思ってそうな点】
中の人がシンガーソングライターのみゆはんさんである(という噂)ため曲のクオリティは申し分ない点、1曲目をAdoさんの歌ってみたと同時投稿していた点
【再生数(2022/01/21時点)】
YouTube:約4,000再生
ニコニコ:約1,800再生
初投稿曲「アダムとイブになれたら」について
ねこまんまさんは2021年秋のボカコレでボカロPデビューした方です。
この曲はAdoさんの歌ってみたバージョンと同時投稿(厳密にはオリジナル版が0時1分、Adoさん版がその4分後の0時5分)されました。
また、Adoさんほど話題にはなりませんでしたが50分後に弱酸性さんの歌ってみたバージョンも投稿されています。
ねこまんま=みゆはん(という噂)
ねこまんまさんの中の人はみゆはんさんだと言われています。
みゆはんさんはシンガーソングライターや声優として活躍されている方です。
アニメ「けものフレンド」のエンディング曲の歌唱・作詞作曲を担当していたりしますね。
ねこまんま=みゆはんだと言われる根拠は以下のようなものがあります。
曲関係者が全員同じ事務所
「アダムとイブになれたなら」「でもでもだって」両曲のMIXを担当したさぶろうさん、
同じく両曲のMVを担当した沼田ゾンビさん、
それから「アダムとイブになれたなら」の歌ってみたをオリジナル版の4分後に投稿したAdoさん、
同じく50分後に投稿した弱酸性さん、
それからみゆはんさん。
5名はいずれも「クラウドナイン」という事務所に所属しています。
みゆはんは漢字で猫飯
「みゆはんは漢字にすると猫飯だからな」「実質これもねこまんまよ」というツイートを2021年1月にみゆはんさんがしており、これが「ねこまんま」という名前の由来でないかと言われています。
みゆはんは漢字にすると猫飯だからな😎実質これもねこまんまよ😎
— みゆはん (@bknb_mew) January 1, 2021
人類みな幸あれ👐🔅😎
ねこまんま=みゆはんというのは本人から明言されているわけではないのであくまで噂ですが、ほぼ確実だと思って良いでしょう。
初投稿曲の伸びはAdo効果?
「アダムとイブになれたら」はニコニコで3.6万再生、YouTubeで3.1万再生されています。
「でもでもだって」は投稿されて1ヶ月も経っていない点は考慮しても、そこまでの伸びはありません。
でもでもだっては歌ってみたがまだ投稿されていないこともあり、アダムとイブになれたならの方は歌ってみたブーストによる伸びだったんじゃないかと思います。
みゆはんさんはメジャーで活躍している方なので、曲のクオリティは保証されていると言えると思います。
それでも数千再生ということは、やっぱり動画の伸びは曲のクオリティ以外の部分も重要なんですね。
ねこまんまさんを知ってる人がみゆはんさんに辿り着くことは比較的容易ですが、逆にみゆはんさんを知ってる人がねこまんまさんに辿り着くのはなかなか難しいですよね。
みゆはんさんファンが「所属事務所」「猫飯」からねこまんまさんに辿り着こうとしたら、同じ事務所に所属しているアーティストの活動も全て追いかけるか、みゆはんさんがツイートした単語を全て「みゆはん ○○」で調べるとかになってしまい現実的ではありません。
どこかのタイミングで「実はボカロ曲投稿してました」とか発表してみゆはんリスナーをねこまんまの方に連れて来れたら爆伸びするかも知れませんね。
まとめ
私怨がこもってしまいましたね…。
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