ドラマ「初情事まであと1時間」の第7話「浮気の理屈」の感想です!
ドラマオリジナルの脚本です。
作品情報
プラスマイナス、インタレスティング
あらすじ
初めてのデートでどしゃ降りに見舞われた月子(趣里)と陽太(渡辺大知)。雨を言い訳に陽太は月子の家に上がり込む。すると月子の口からまさかの言葉が飛び出す。「私とエッチしたら、死ぬかもよ」。月子は超アンラッキー体質で過去の恋人たちは皆逃げ出してしまったのだという。早速陽太の元にも会社倒産の報せが届くが、負けじと叫ぶ「不幸体質なんて無いことを証明してみせます!」。部屋の外では暴風雨が猛威を振るう。轟く雷鳴、走る稲妻、緊急警報が鳴り響く中、二人のテンションは最高潮に高まりそして―。
ドラマ公式サイトより
スタッフ
出演:趣里、渡辺大知
監督・脚本:大九明子
感想
第3話「ビフォア」を監督した大九明子監督の担当です。
インタビュー記事多い
第7話に関してだけネット上のインタビュー記事がめちゃくちゃ多いです。
なんで…?
渡辺大知さん↓
趣里さん↓
これら以外に初情事関連でのインタビュー記事は、今のところ橋口監督へのもの1つだけ(ドラマ公式アカウントが告知したものを集計)です。
10本中9本が第7話です。
渡辺大知さんと趣里さんって、他の出演者の方と比べてそんなに注目度高いのでしょうか…?
プロデューサーの人とかが推してて宣伝頑張ったとか…?
オープニング曲開始は同じ
第3話と同じく、いきなりオープニング曲から始まりました。
別に大したことはありませんが、他の監督の時は少しストーリーが進んでからオープニングに入ることを考えると、大九監督の色と言えるのかも知れません。
大九映画の雰囲気
3話の感想では
大九監督の映画を何本か見たことがあったのでそれについても書こうと思っていましたが、第3話の感想とあまり絡められそうになかったです。
あらすじを見るに、同じく大九監督が担当する第7話の時に映画の話はできそうな感じが!
ドラマ「初情事まであと1時間」第3話「ビフォア」の感想より
と書いていたのですが、予想的中!
大九監督の映画は「勝手にふるえてろ」と「私をくいとめて」を見たことがあります。
どちらも綿矢りささんの小説を原作にした恋愛ものです。
両作に感じる雰囲気が大九監督のものなのか綿矢りささんのものなのかイマイチ判断できかねていたのですが、今回も同じものを感じたので大九映画の特徴っぽいですね!
シュールなコメディっぽさや、唐突に演劇みたいな演出がされるのが特徴です。
そういう部分が今回もガンガン出てたと思います。
SEの使い方とか演技の感じとか、良かったです。
原作との違い
10ページしかない原作を30分のドラマにするには話を盛る必要があります。
ただ今回の話は原作を下敷きにした他の話よりもかなり原作に忠実でした。
増えたのは出会いのエピソードとドライバーぐらい?
原作は出会いについては何も言及されていません。
不幸なことになっても良いから今日ヤるぞ!と決めてから立場が逆転気味になるのも同じです。
触ると雷鳴るのは映像ならではで良かったです。
名前の変更
登場人物の名前が変わっています。
原作:霞と晴樹
ドラマ:月子と陽太
これはなんで変わったんでしょうね?
元ネタ一覧記事では
「月」に関する設定がドラマでは加えられているのかも知れませんね。
ドラマ「初情事まであと1時間」の原作元ネタ一覧まとめより
とか書いてみましたけど、別にそんなことなかったですね。
「霞」より「月子」の方がコメディっぽい雰囲気には合ってるかなとは思いました。
霞と晴れよりも太陽と月の方が対極なのが分かりやすいからですかね。
ドラマでできるギリギリのファンタジー
原作は色々なシチュエーションの初情事1時間前が描かれています。
現実的なものもありますが、勇者が出てきたり宇宙人が出てきたり、ファンタジー色の強いエピソードも多いです。
そんな中今回の「不幸体質」という設定は、ドラマとして実写化してもギリギリ違和感のないファンタジーエピソードだったんじゃないかなと思います。
メッセージブレてない
重要なところのセリフは原作と変わってないんですよね。
晴樹(原作)「もしも僕にしか幸せにできない人がいたとしたなら、その人のために尽くせることだって幸運なことじゃないですか?」
メールの内容
別に興味ないかも知れませんが、陽太が転職活動していて受け取った一次面接通過のメールの内容、一時停止して読んでみたので貼っておきます。
本文の5段落目「次回面接に」のとこだけもしかしたら違うかも知れません。選考に?
陽太の姓は大野だったんですね。
陽太の現職(倒産したけど)はコピー機の営業とのことなので、株式会社ギャノンの元ネタはキヤノンですかね?
キヤノンもコピー機扱ってますし。
緊急速報の内容
スマホに表示された緊急速報の内容も貼っておきますね。
「異常雨雲異常雷の異常発生」の「異常って何回言うんだ」感とか、「全種類の警報」のパワープレイに笑いますね。
全種類って。
東京住みなのは分かりますが、地域は不明です。
まとめ
#初情事まであと1時間 https://t.co/xsEsxWRJEh pic.twitter.com/n0D5mQ7Hub
— 大九明子Akiko Ohku (@akikoooku) September 3, 2021
第3話は正直あんまりピンと来てなかったんですけど、第7話がこれなことを考えるとバランスは良かったですね。
第3話はゆったりした雰囲気で魅せる作品、第7話はテンポ良く展開するコメディということで。
第6話の感想↓
第8話の感想↓
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