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無料マンガ「4つ打ちリズムと初音さん」を読んで鬱になろう!

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鬱成分足りてますか?ちょっぴり暗い気持ちになりたくないですか?

そんなあなたは「4つ打ちリズムと初音さん」を読みましょう!

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井上春

春です。
ボカロ曲を投稿したのでボカロPを名乗ることができます。

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4つ打ちリズムと初音さんって?

KNOTS(ノッツ)さんが描いた28ページの漫画です。

2008年3月29日にpixivに投稿され、2020年現在13万回以上閲覧されています。
私はpixivに詳しくないですけど、それなりに話題になったと言える数なのでは?

若干高解像度版

2008年の漫画をなぜ今話題に挙げたかと言えば、公開から12年経った2020年になってノッツさんが若干高解像度版をnoteにアップしたからです!

内容は全く変わりませんが、若干読みやすくなっているはずです。

あらすじ

入力した歌詞とメロディーで歌ってくれるソフトウェアである初音ミクを擬人化(?)して、実際に家に来たら…というお話です。

あらすじ

マスターによって中古で購入された初音さん。
以前の持ち主は音楽自体に興味がなくて酷い扱いを受けてきたけれど、今回の人は優しくて良い人!

マスターは友達に頼まれた曲を作ってる真っ最中。
その曲を歌ってもらおうと思って買ったはいいけど、初音さんはMacのパソコンには対応していないので歌えない…。

仕方なくバイト先の後輩の女の子にボーカルをお願いするが…。

用語解説

耳慣れない言葉が登場するので解説しますね!

知らなくても内容を理解するのに支障はありませんが、知ってるともっと楽しめるかも!

若干ネタバレが含まれるかも…?

DTM

まずDTMとは「Desktop Music」の略で、パソコンで音楽を作ることです。

この漫画に登場するマスターは自宅のパソコンで音楽を作っています。

宅録

「自宅録音」の略で、レコーディングスタジオとかではなくて自分の家で録音することです。

漫画の中ではボーカルを宅録で録音しています。

WindowsとMac

パソコンにはOSというものがあり、有名なものではWindowsとMacの2種類があります。

ソフトウェアによってはどちらか片方のOSでしか使えないものもあり、当時のVOCALOIDはWindowsにしか対応していませんでした
※今はMacにも対応しています。

マスターのパソコンはMacだったので、初音さんはマスターのパソコンでは歌うことができませんでした。

4つ打ち

キック(バスドラム)の音が「ドン・ドン・ドン・ドン!」と等間隔のリズムで鳴らされる曲のことです。

マスターが友達から頼まれた曲は「4つ打ち系で女声ボーカル」のものでした。

ピッチ修正とmelodyne

ピッチ修正とは録音した後で、ズレてしまっていた音程を正しい音程に修正すること。

ピッチ修正ソフトには色々なものがありますが、その1つがmelodyne(メロダイン)です。

後輩の女の子は若干音程が不安定でしたが、ピッチ修正で正しい音程に修正することで綺麗なメロディーに修正することができました。

防音

夜中に家の中で大声で歌ったら近所迷惑になってしまいます。
初音さんならパソコンの中で歌ってくれるから気にしないで済むのに…。

漫画の中では音が漏れにくいように布団を被って歌うことにしました。
何もしないのに比べたら、音が外に漏れるのをかなり防げます。

ネタバレ感想

がっつりネタバレが含まれるので、ネタバレ嫌な方は先に漫画を!

28ページなのでサクッと読めると思います。

ネタバレあらすじ

本編読んでもらえばいいことですが、簡単に要約しますね。

ネタバレあらすじ

初音さんの代わりにバイト先の後輩の女の子にボーカルをお願いしたマスター。

その女の子は音痴だったが、ピッチ修正ソフトのおかげで音程を直すことができた。

作っていた曲は自主制作オリジナルアニメのOP用の曲で、動画共有サイトにアップしたらかなり評判が良い!
特に女の子の可愛らしい声が好評だった。

急遽マスターと女の子のコンビでED用の曲も作ることに。
しかし急なことなので曲が完成次第すぐにボーカルを録音しなければ間に合わない…。

近所迷惑にならないように布団を被って録音することにしたが、そこでマスターと女の子が良い雰囲気に…。

1人蚊帳の外になってしまった初音さんは「お疲れさまでした!今回の曲も素敵です!」と混ざろうとするも「ごめん少しだけ…静かに…してもらえる?」と言われてしまう。

クローゼットの中で1人物思いに耽る初音さん。
「私 マスターのためなら」
「なんだって します」
「だから お願い」
「その4つ打ちリズムと」
「可愛い声 を」
「止めて」

感想

どうでしたか?鬱になれましたか?

NTRとか寝取られというのでしょうか。
初音さんとマスターは恋愛関係にはないのでまた別でしょうか。

初音さんは別に初めからマスターと恋人になりたいわけではありません。ていうか機械と人間ですし。
ただ優しいマスターが作る曲を歌いたかっただけです。

何なら歌えなくても、マスターの作業中に話し掛けているだけでも満足でした。

それを!ボーカルの座を後輩の女の子に奪われてしまいました。
恋人になったとしたら作業中に話し掛ける役割も初音さんではなく女の子が担うことになるでしょう。

最後の方は名言がたくさん飛び出します。

「あたし マックからのデータは読めませんけど… 空気は読めますから…」とか。

一番最後の「4つ打ちリズム」「可愛い声」は、マスターがOP用に作った曲のリズムとそのボーカルの声を踏まえた上で、クローゼットの外で行われている行為の音と声ですね。

こういう伏線は良いですね~。


noteの方にはノッツさん自身による作品解説も書かれています。

作品が描かれた経緯などが書かれているので、こちらも併せて読んでみると良いと思います。

12年前に描いたこのマンガのあらすじは「初音ミクに唄わせるつもりだった曲を、人間が歌って、人気になってしまう」といったものですが、現在、近しいことがもしかしたら起こっているかもしれないですね。

とありますが、ヨルシカの曲は、YOASOBIの曲は、suisさんやikuraさんがいなかったら誰が歌っていたんだ…?クローゼットで泣いてる初音さんはいないのか…?とか考えるともっと感情移入して鬱になれそうですね!

他の作品

この記事の中である部分がちょっと強調して表示してあったことに気が付きましたか??

それは「若干」の部分です。

というのもこの漫画の作者のノッツさんは、若干Pという名義でボカロ曲を投稿していました。

オリジナル曲

「4つ打ちリズムと初音さん」が2008年3月29日に公開された後、2008年5月22日に初のボカロ曲「キミリサイクル」が公開されています。

ニコニコ動画には全部で6曲の初音さんオリジナル曲が投稿されています。

漫画

ノッツさんのサイト「ノッツクリーム」の漫画欄には他の漫画も掲載されています。

4分33秒とかオススメです。

「初情事まであと1時間」の単行本は全巻買いました。

あとはピクシブとかTwitterとかも要チェックです。


ジャンプ+に掲載されている読み切りの「本音ガールと透明ボーイ」もオススメです。

こちらはノッツクリームにも掲載されている「ホンネ・タテマエ」が元になっています。

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