この記事は、 ボカロリスナー presents Advent Calendar 2021の24日目の記事です。
この記事をご覧の皆さんは、ボカロ曲をたくさん聴いている人が書いたボカロの感想はたくさん読んでいるのではないかと思います。
このアドベントカレンダーに参加している記事の多くも「ボカロ曲をたくさん聴いている人が書いたボカロの感想」といえるのでないかと思います。
そういう感想はたくさん読んだので、そろそろボカロ曲を聴いたことがない人に書いてもらった感想が読みたくないですか?
私は読みたいと思ったので、書いてもらうことにしました。
書いてもらった感想一覧
今回は3名の方に書いていただきました。
書いていただくにあたっては、文字数の目安を指定した程度で内容はお任せとしました。
どの曲を聴くかや、肯定的な感想否定的な感想など何を書くかの指定はしていません。
米津玄師につられて初めてボカロ聴いてみた
1人目は彩瀬碧さんです。
「ボカロはアニメっぽい」と悪いイメージを持っていたものの、米津玄師さんがボカロPだったと知って興味を持ったとのことです。
オススメ曲を調べる過程で歌ってみた文化を知ったこと、単なる聴き手でなく作り手側になれることなど幅広く書いてくださっています。
ボーカロイドについて全く知らない人が「ヤブレカブレ/ちいたな」を聴いてみた感想
2人目はAisuさんです。
ボカロ好きの友人からオススメされたうちの1曲だという、ちいたなさんの「ヤブレカブレ」を聴いた感想を書いてくださっています。
いくつかのVOCALOIDの声を聴いた結果、flowerが一番気に入ったそうです。
10年前のニコニコユーザーが初めてボカロを聴いてみた感想
3人目は田中 学さんです。
約10年前にニコニコを見ていたもののボカロは避けていたそう。
再生数の多い順ソートで聴いてみたとのことで、選曲も2007~2008年と初期の曲になっています。「10年前当時のボカロ」感がありますね。
感想を読んでの感想
3名とも始めに聴く前の印象について書いてくださっていますが、全員が一番初めに「ボカロといえば初音ミク」という内容を挙げていますね。
ボカロに興味がない人にまで初音ミクの名前が浸透していて、改めて初音ミクの強さを感じます。
彩瀬碧さんの記事構成は私がボカロにハマった過程(ボカロ⇄歌ってみた→作る側)と一致していて共感できました。
個人的にはflowerの声、もうだいぶ聴き慣れてしまって他のボカロの声とそこまで区別して考えていないかなという気がしています。
そういう意味で、声に注目したAisuさんの感想はなるほど~と思いました。
田中 学さんには「最近のボカロ曲」を布教したくなりました。
抑揚や歌詞についての部分はAI系の合成音声だとだいぶ取っ付きやすいのではないかと思っています。
感想を書いてもらった感想
面白かったです。
特定の文脈についての理解がなくても書いてある内容が分かるのが良いですね。
例えばあるイベントについての感想だとそのイベントの概要が分かっていないと感想もよく分からないですし、あるボカロPについての感想だと代表曲から過去曲まで知っていないと理解できない内容があるかも知れません。
その点、書き手が何も知らないのでこちらも前提の知識などが必要ない状態で読めて良いです。
今回は「金を渡して感想を書いてもらう」という力技を使ったのですが、これを他の方法でやれるような企画はないですかね。
うまいこと企画に落とし込んでボカコレ辺りでやってもらえると楽しいんじゃないかなと思いました。
今まで興味を持っていなかった人にボカロ曲を聴かせ、さらに感想まで書いてもらうとなると金ぐらいしか手段がないでしょうか…。
今回は大筋では「今まで聴いたことなかったけど聴いてみたら良い感じだったよ」という内容ばかりでしたが、「アニメキャラの声キモ!歌詞も何言ってるか聴き取れないし、改めて聴いてみても自分には合わなかったわ!」みたいな感想も読みたいなと思いました。
どの曲を聴くのかもお任せしていましたが、「これを聴かせればボカロ沼に引き込めるだろうセット」みたいなのをこちらで選曲して聴いてもらうのも面白そうですね。
皆さんも機会があれば、自分が読みたい文章を人に書いてもらってみてください!
貴族の気分が味わえます。
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